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2021年2月14日(日)
バレンタイン会話

レスト
(こそこそ…)
クロム
「レストさん、そんなところで
コソコソしてどうしたんですか?」
レスト
「ひぇっ!
な、なんだ、クロムか…。
驚かさないでよ…」
クロム
「もしかして、バレンタインの
チョコを大量に貰うことを
警戒して…!?」
レスト
「いや、さすがに警戒するほど
大量に貰ったことはねぇよ!」
フォッグ
「おっ、レスト。
誕生日おめでとさん」
レスト
「これだよ!!」
フォッグ
「は?」
レスト
「俺の誕生日だから、
ラズが何か仕掛けてくるんじゃ
ないかと思って…」
クロム
「そういえば去年は
等身大チョコを貰っていましたね」

去年の回想↓


レスト
「もしかしたら今年は
ラズ本人をプレゼントしてくるかも
しれない」
フォッグ
「お前とラズのBLゲームも
出たしな」
レスト
「やめろ!
あんなのBLじゃない!
メタ発言もやめろ!」
クロム
「部屋に閉じ込められたら
壁を壊して脱出すれば
良かったのに…」
レスト
「それが出来るのはクロムだけなんだよ!
クロムも××しないと出られない部屋に
閉じ込められてしまえ!」
クロム
「ラズはあんまり僕のことが
好みじゃないみたいなので」
レスト
「じゃあフォッグと
2人で閉じ込められてこい!」
フォッグ
「えっ!?」
クロム
「えっ」
レスト
「よし、良い感じに
微妙な空気になったぞ~。
俺は逃げる」
フォッグ
「あっ、おい!
こんな空気にしといて
1人だけ逃げようとすんな!」
幽霊ちゃん
「はろはろ~ん♪
みんなで追いかけっこ?」
レスト
「あっ、幽霊ちゃん。
バレンタインチョコならいつでも
受けつけてるよ」
幽霊ちゃん
「はい、ど~ぞ!
チロリチョコあげるね♪」
レスト
「わぁ、清々しいまでに
完全なる義理チョコ!」

レストとクロムはチロリチョコを手に入れた!


【チロリチョコ】
誰がどう見ても義理チョコ。
1個20G~40Gとお手頃価格だけど
美味しいし見た目も可愛い。
クロム
「ありがとうございます。
チロリチョコ、いろんな味があって
美味しいですよね」
幽霊ちゃん
「うふふ~。喜んでもらえたなら
良かったわ。ワンワンにも、はいどうぞ」
フォッグ
「ん…?
オレだけ別のヤツ…?」

フォッグは血塗られたチョコレートを手に入れた!

【血塗られたチョコ】
真っ赤な色は誰の血か…。
普通に着色料かもしれない。
オシャレな箱にチョコが5つ入っていた。
フォッグ
「!?!?!?」
幽霊ちゃん
「きゃっ、渡しちゃった///
それじゃあ帰るね~」
フォッグ
「えっ、いや、ちょっ、待て、
なんだこのチョコ!?」
レスト
「やだ、本命チョコじゃん…///」
クロム
「ひゅーひゅー!」
フォッグ
「はやしたてるな!
そもそもこれは本命なのか!?
血塗られたチョコって!」
レスト
「わっ、すげぇ。
チョコがどす黒い赤色だ」
クロム
「どんな味がするんですか?
食べてみてくださいよ」
フォッグ
「もぐもぐ…。
ひっ、チョコの中から
何か液体が出てきて!?」
レスト
「血か!?」
フォッグ
「ワインだった…」
レスト
「普通にうまそうで草」
ニャーコ
「3バカ勇者トリオ~!
チョコ持ってきてやったッスよ!」
レスト
「誰が3バカ勇者トリオだ。
チョコはいつでも受け付けてます。
どうぞ」
ニャーコ
「はい、チロリチョコ!」

レストたちはチロリチョコを手に入れた!

【チロリチョコ】
今回はクッキータイプのやつだった。
サクサクしてて美味しいよね。あれ好き。
フォッグ
「チロリチョコを渡すの
流行ってんのか!?」
クロム
「どれだけの味をコンプリートできるか
楽しみですね!」
レスト
「義理チョコに前向きすぎる!!」
豊穣の女神
「おっ、ニャコリンも来ておったのか。
ばれんたいんでーと聞いたから、
ちょこれーとを持ってきたぞい」
レスト
「チロリチョコか?」
豊穣の女神
「ちろ…?
普通のちょこれーとじゃが?」

レストたちはお煎餅を手に入れた!

【お煎餅】
妖精のぽたぽた焼きって名前で
売られているお煎餅。
フェアリー雑貨店で買うことができる。
レスト
「チロリチョコどころか
チョコレートですらなかった!」
豊穣の女神
「茶色いものは大体全部
ちょこれーとなんじゃろう?」
フォッグ
「どこ情報だよ、それ!?」
豊穣の女神
「幽霊ちゃんが言っておった。
間違っておるのか?」
ニャーコ
「女神ちゃん、騙されてるッスよ~。
はい、友チョコあげるから
チョコの味をちゃんと覚えるッス!」
レスト
「友チョコめっちゃデカい!!
チロリチョコじゃない!!」
豊穣の女神
「なんと、友ちょこという文化があったか…。
お礼にニャコリンを食事に招待しようぞ」
ニャーコ
「やった~!それじゃ、3バカ勇者トリオ。
ニャーコは女神ちゃんとランデブーしてくるから
あばよッス!」
豊穣の女神
「あばよっす!」
クロム
「あばよっす!」
レスト
「なんなんだよ、アイツ等。
女同士でいちゃいちゃしやがって」
フォッグ
「それはそれで一定数の
需要があるんじゃねぇか?」
レスト
「は?それならこっちだって
男同士のランデブーが始まるが?」
ラズ
「呼んだ?」
レスト
「ぎゃーっ!!
出たぁぁぁーっ!!!」
ラズ
「女の子たちはバレンタインチョコばかり
渡して、きみの誕生日を祝わないだなんて
分かってないよね!」
レスト
「誕生日ってこと言ってないからね…。
あの、ラズさん。帰ってもらえませんかね…?」
ラズ
「ええっ、せっかくお祝いに来たのに!」
クロム
「すみません、
じつは僕がラズを呼びました」
レスト
「裏切りものぉ!!
なんでそんなことした!?」
クロム
「みんなでケーキパ…
お誕生日パーティしようと思って」
レスト
「今、ケーキパーティって言おうとしたよな?
俺の誕生日を理由にしてケーキを
食べたいだけだよな?」
フォッグ
「酒とメシも準備してるぞ」
レスト
「よし、さすがフォッグ!
わかってんじゃん!」
ラズ
「ケーキは俺が準備したよ!」
レスト
「ハッ…、
イヤな予感が…」
ラズ
「じゃーん!
ウェディングケーキ!」
レスト
「誰が食べるんだ
そんなデカいケーキ!!」
ラズ
「結婚しよう」
レスト
「誰がするか!!」

ウェディングケーキの9割はクロムが食べて
残りはレスト達が仲良く食べました。

~完~

ホワイトデー編に続くっ…!
(続きません)


おまけイラスト


ラズ「もっもっ(肉を食べる効果音)」

レスト(コイツいつも肉を食ってんな)


フォッグ「甘いものを食べ過ぎたら
身体に悪いからダメって言っただろ!
がみがみがみ…(説教なので割愛)」

クロム「ごめんなさいフォッグママ」

フォッグ「誰がママだ!?」